
音楽ストリーミングサービスとして人気のある「Spotify(スポティファイ)」。
しかし、『使わなくなった』『コストを抑えたい』と思ったとき、解約の仕方・タイミング・料金との関係が分かりにくいという声も多く聞きます。
そこで今回は、Spotifyの公式情報をもとに解約の仕方について様々な角度からご紹介。解約の方法・最適なタイミング・日割り計算の有無・解約できないときの対策まで網羅してお伝えいたします。
※情報は2025年11月時点の内容になります。料金などサービス情報が変更になっている可能性もあるため、詳細については公式サイトにてご確認ください。
Spotifyの「解約」と「アカウント閉鎖(退会)」の違い
まず最初に押さえておきたいのは、「Spotifyの解約(Premiumプラン契約のキャンセル)」と「アカウント閉鎖(アカウントを削除すること)」は異なるというところ。公式サイトにもこの違いが明確に記載されています。以下、表にして整理しました。
| 解約(Premium契約のキャンセル) | アカウント・データ削除 | |
|---|---|---|
| 内容 | 有料プランをFree(無料)プランに戻す | アカウントを完全に削除し、データも無くなる |
| プレイリスト・保存曲 | 続く(Freeプランに切り替わっても保持) | 消える可能性あり |
| 再度利用(復活) | 可能 | 7日以内ならアカウントを再開できるケースあり。7日を過ぎると完全閉鎖処理へ。 |
したがって、『将来また使うかもしれない』『作ったリストやお気に入りは残したい』という人は、まずは解約のみを選ぶのが安全です。
いつ解約すべきか? 解約のタイミング
次に重要なのが、解約のタイミング。間違えると「料金を余計に払ってしまう」ことになるので要チェックです。
更新日の前日までに解約をする
SpotifyのPremiumプランを解約しても、次の請求日まではPremiumの機能を使えます。公式サイトにも「Premiumプランはいつでも解約でき、次の請求日までPremiumが続く」旨が記載されています。
例えば…
その10日の前日(9日まで)に解約手続きをすれば、10日を過ぎてもその月のPremium機能を満喫できる。
無料体験を使っている場合の注意
Spotifyでは「無料体験(無料期間あり)」を提供しているケースがあります。
無料体験中に解約すると、アカウントはSpotifyの無料サービスにすぐに切り替わりますが、解約することなく無料期間が終了すると有料課金となりますので注意が必要。公式のヘルプにも、「無料体験期間中に解約すると、無料サービスにすぐ切り替わります」という案内があります。
月途中でも解約可能だが、日割り返金はなし
Spotifyは、月の途中で解約しても日割りによる返金はありません。たとえ数日前に解約手続きをしても、その月の利用料金は全額発生します。
そのため、『損をしたくない』『最後までしっかり使いたい』という人は、請求日前日に解約手続きをするのが最も有効です。
解約したときの料金まとめ
上記で紹介した内容を表にして整理します。
| 内容 | 結果 |
|---|---|
| 月途中で解約した場合 | 次の請求日までPremiumが使えるが、料金は日割りされない → 支払った月額全額が発生する |
| 無料体験中に解約した場合 | 無料期間中に解約すれば無料で済む。 ただし、体験期間を過ぎると有料課金が始まる |
| 請求日はいつか | サービスを申し込んだ日付が基準。請求日はアカウント設定の「請求」画面で確認可能。 |
Spotifyの解約方法
それでは、Spotifyの解約の手続きについてご紹介します。解約方法は、契約の経路(公式サイト・アプリ/携帯キャリア等)によって少し異なります。以下に主な方法をまとめます。
公式サイト(ブラウザ)からの解約
Webブラウザで Spotify にログイン
↓
「アカウント情報」ページを開く
↓
「現在のプラン」または「プランを管理」の項目を探す
↓
「プランをキャンセル」「Premiumをキャンセル」を選択する
↓
最終確認画面でキャンセルを確定する
※次の請求日以降、Freeプランへ移行
スマホ(iOS/Google Play経由)で契約している場合
■iOS (Apple ID経由)
iPhoneの「設定」アプリ
↓
Apple IDサブスクリプション
↓
Spotify
↓
サブスクリプションをキャンセル
※公式SpotifyヘルプにはApple ID経由の契約解約についても案内があります。
■Android(Google Play経由)
Google Playストアのアプリ
↓
自分のアカウント
↓
定期購入
↓
Spotify
↓
「解約」 を選択
※こちらも同じく請求日前までPremium機能が使えます。
キャリア契約/プロモーション経由で契約されている場合
Spotifyを携帯キャリアやプロバイダなどのプロモーションを通じて契約している方もいると思います。
この場合は、契約経路(キャリアのサイトやMyページ)からの解約が必要となることがあります。Spotify公式サイトの「プランを管理」画面で「パートナー企業経由」の情報が表示されていれば、その指示に従って対応してください。
解約できているか確認する方法
解約手続きをしたあと、本当に契約が止まったか・次から課金されないかを確かめることも大切。
Spotify公式サイトの「アカウント情報」ページで、現在のプランが “Free” と表示されていれば解約成立していることになります。
また、請求履歴/支払い方法/定期購入管理画面などをチェックし、次回請求日が表示されないか、更新が無いことも確認したおいたほうがよいでしょう。
なお、iOSやGoogle Playで契約していた場合は、それぞれのサブスクリプション管理画面で「Spotify」が定期契約中でないことを確認する必要があります。
解約で困っている人へのアドバイス
以下、解約しようとしても手続きできない・課金が続くなどトラブルが起きた時のチェック&対策リストになります。
■契約経路を間違えていないか確認する
公式ページ/ブラウザで契約したのか、アプリ経由か、キャリアやプロモーション経由か。契約方法によって解約の入り口が異なります。
■アプリを削除するだけでは不十分
スマホアプリを消しても、契約(サブスクリプション)はキャンセルされません。公式ヘルプで案内されている通り、Webブラウザや契約経路で「解約」操作を行う必要があります。
■無料体験期間かどうかを確認する
トライアルがある状態で解約せず終了日を過ぎると、自動で有料プランに切り替わります。忘れないようにスケジュール設定などを使っておいたほうがよいでしょう。
■請求日を把握しておく
いつ請求されるか把握しておけば、請求日前日の解約で損を減らせます。請求日はアカウントページ内「請求」や「支払い情報」の項目で確認できます。
■カスタマーサポートに問い合わせる
上記の確認をしても解決できない場合は、Spotify公式サポートに連絡するのも手です。なお公式サイトでは、解約できない理由の案内や問い合わせフォームもあります。
よくあるQ&A
ここでは、「Spotify 解約」でよく検索されている疑問とその回答を公式サイトを参考に整理します。
Q. 日割りで返金されますか?
A. いいえ、Spotifyでは月途中で解約しても日割りの返金はありません。ただ、支払っている期間分は、解約手続き後も次の請求日までPremium機能を使えます。
Q. 無料体験中に解約したらどうなりますか?
A. 無料体験中に解約すると、無料サービス(Freeプラン)に切り替わります。アカウントは残り、保存していたプレイリストやお気に入りは残ります。
Q. 解約したのにまだプレミアム機能が使えるのはなぜ?
A. 解約手続きは行われていても、次の請求日まで有効期間が残っていれば、その期間中はプレミアム特典(広告なし、オフライン再生など)が使えます。解約=即Freeプランではないことがあります。
Q. 学割プランを利用していた場合、解約後すぐに同じ学割プランに戻せますか?
A. 学割プランや学生割引が適用されていた場合、解約後すぐには同じ割引で再契約できないことがあります。認証機関などの規約によって制限があるため、Spotifyのサポートに確認するのが確実です。
最後に…Spotifyを解約するときに損をしないコツ
今回はSpotifyの解約について様々な視点から紹介してきました。このページを読めば、Spotifyの解約で「知らずに損をする」ことはグッと減るはずです。
- 請求日の前日までに解約手続きをしておくこと
- 月途中での解約でも料金は日割りされないことを理解すること
- 契約経路を明確に把握すること(公式/アプリ/キャリアなど)
- 無料トライアルの終了日を忘れずに管理すること
- アプリ削除だけでは解約にならないことを必ず覚えておく。
無駄な誤解や後悔を防ぐことでSpotifyを最大限使うことができるので、今回ご紹介した内容を参考に損をすることなくSpotifyで存分に音楽を楽しみましょう!
※情報は2025年11月時点の内容になります。料金などサービス情報が変更になっている可能性もあるため、詳細については公式サイトにてご確認ください。
